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さとえ学園小学校、星野学園小学校、開智小学校を目指されるお父さま、お母さまへ
「行動観察」の最大のポイントは何でしょうか?

1)まず、しっかりした規範意識をお子様が持っているかどうかです。(徳性)
2)次に、規範意識にしたがって自分をコントロールできるかどうかです。(自律)

*規範意識とは何が良いことで、何が悪いことかがわかる「心の物差し」です。
小学校入学試験中の「自由遊び」や「集団行動」でお子様がどう振る舞うか?それが問われています。 事前にお母さまがお子様に対し、「これこれしなさい!」 とか「これこれは絶対にしてはだめですよ。」とかなり強く言って聞かせても、お母さまと離れ、試験が始まり10分もすると「普段の自分」にかえってしまい、NG行動をしてしまう子がいます。
例えば、行動観察中に「○○レンジャーごっこ」を始めたり、「追いかけっこ」をしたり、となりの子とおしゃべりを始めてしまう子です。極端な場合たまたま隣に座ったお子さんと些細なことからケンカを始めてしまう子です。
「何が彼・彼女をそうさせたのか?」−よりによって入学試験中にケンカをしたり、追いかけっこなどするなんて・・・・・通常考えられない事態です。

【その原因・理由は】
   <試験中にとんでもないことをしでかしてしまった彼らの共通点はまず規範意識が弱かったということです。>
何が良い行動で何が悪い行動かがわかっていなかったのです。ですから、当然その場の空気も読めないから、先生に注意されるまで気づかないし、注意されても何がいけないのか理解出来ていないのです。だから、注意されても反省するどころか、「うるさいなぁ〜」としか思っていません。そうすると、こんどは「先生の見ている前でやらなければイイんだろう!」となり、先生がどこを見ているか確認しその目を盗んでやろうします。つまり、「悪いことをしても、ばれなければいいのだ。」−という子になっているのです。

<または、何が良いことで悪いことかという規範意識を持っていたとしても、それにしたがって自分をコントロールできなかったのです。>
悪いこととわかってはいるけど、そのときの自分の気分を優先して自己中心の行動をとってしまうのです。つまり、悪いことをしているとの自覚はあるけれど、「悪いことだから止めよう。」とは自己規制せず、やってしてしまう子です。「我慢するということをしてきていないため、5分と自分の気持ちを抑えられない子」も同類かもしれません。

3)では、規範意識をお子様に持たせるにはどうしたらよいのでしょうか?
人間には向上心が生まれつき備わっていますが、規範意識は生まれつき備わっているというよりもご両親をはじめとして周囲の大人達が実体験の中で教えるものです。放っておいたら、規範意識は身に付きません。

「自分でされて嫌なことは人にしないんですよ。」という言葉ももともとは孔子の教え「己の欲せざるところを人に施すことなかれ。」からきています。これは約4000年前から言われてきたことですが、お子様に「何がいけないことか」を教えるのに最適な言葉です。

例えば「あなたは歌いたいとき歌っていいと思いますが、同じ部屋にいるお友達は静かに本を読みたいと思っています。どうしたらイイでしょうか?」という問いかけを通して、自己中心的ではいけないことを教えていきます。本来エチケットやマナーはお互いの人間関係を摩擦なく築くための潤滑油ですから

幼児に対しても彼らが理解できる「言い回し」で日々教えるべきなのです。

4)次に自己をコントロールすることを(自律)をどうしたら教えられるでしょうか?
「自分をコントロールしなさい!」としかっても、お子様には出来ません。大人でも自分をコントロール出来ない人は少なくないですから。

自己をある程度コントロール出来るお子様は精神年齢が高いです。逆に、精神年齢が低い子のほとんどが「わがまま」、「自己中心」、「我慢ができない」、「切れやすい」です。

そこで、お子様を現状より1〜2歳上の「お姉さん」、「お兄さん」として扱うのです。そして立派に振る舞えたらご両親で激しく?誉めるのです。例えば「○○○ちゃんは偉いねぇ〜、さすが年中さんだね。もうお兄ちゃんだもんね。すごいね〜!○○○ちゃんはパパとママの自慢の子供だよ。」

この繰り返しでお子様は現状より精神年齢が上がることが「誉められること」=「心地よいこと」=「良いこと」となり、自分から現状よりお兄さん、お姉さんになろうとします。その結果精神年齢も上がっていくのです。逆にいつまでも「赤ちゃん扱い」をして自立させなければ、精神年齢が上がるはずもないです。

5)結局、小学校受験はいわば「子育ての中間審査」です。
6歳までご両親がお子様をどう育てられてきたかが総合的に問われているの小学校受験なのです。ですから、付け焼き刃ではなくきちんとしたお子様に育てることが最大の行動観察対策なのです。もっとも、ご家庭だけではできないこともありますので、受験教室の援助をうけることも時には必要です。しかし、その受験教室が行動観察対策と称して、「お芝居指導」や「うその自分をつくる方法」を教えていたのではお子様は曲がるばかりです。

受験教室の真の行動観察対策は「お子様が良い子に成長することを援助すること。」です。それが実際に出来ている幼児教室・塾を慎重にお選び下さい。
私たちウエルストリームがこの意味で御父母の皆様から「選ばれる存在」となり、お子様の志望校合格の一助となれれば幸いでございます。

*最後に、年少、年中のお子様をお持ちのお母さま、お父さまへ
世間では、「ひらがなだけでなく漢字まで書けるのにおむつがまだ外れていない3歳児」、「たし算・引き算はできるが自分より出来ない子を「バ〜カ!」と言っていじめる4歳児」、など問題外の子供が増えています。−何かが違っています。というよりも「子育ての優先順位」を間違っているのではないでしょうか?知的な発達ばかりで、肝心の「人としての成長」がおろそかになっているのでは本末転倒だと思います。お子様の成長・発達は心と身体と頭(Heart、Health、Head)のバランスが大切です。そして、「バランス良く育ったお子様」が小学校受験でも求められています。
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